我慢弱さ
先日、給与が支給された。
そしてパチンコ店へ向かい、一万円をすった。
この一万円、他に使うことができたと思うと悔しい気持ちになるのだが、あくまでそれは今の感情であり、入店したときには、この一万円が増えて返ってくるかもしれない、という希望を持っていたのだ。
ギャンブルとは、大なり小なりそのような期待をもって行うもので、ほとんどの人は勝つことなく、家路につくことになる。
わかってはいるもののやめられない。
そう、これがギャンブルの魔力。
私の嗜むギャンブルは「競馬」と「パチンコ」。
競馬の魅力
競馬は中央競馬のみ。自宅のパソコンで馬券を買っている。
使用しているソフトはTARGET Frontier JVで、コース実績と血統から3着以内に入りそうな馬をピックアップしているが、これがなかなか勝てない。
主にワイドと三連複を中心に馬券を組み立てているが、当たらない(笑)
それでもごく稀に、購入した馬が時々先頭を駆け抜ける瞬間がある。
その時に自分の組み立てた予想が現実となったことにより、脳内にドーパミンが弾け、なんとも言えない興奮が訪れる。だからやめられないのだろう。
幸い、私は1レースあたり数百円、一日遊んで数千円といったところなので、レジャーの範疇だろう。YouTubeでよくある、ビッグレースで特定の馬の複勝を数十万円購入することなどない。
もちろんやってみたい気持ちもあるが、失ったときの虚無感は、おそらくレース中の興奮を遥かに凌駕することは容易に想像がつく。宝くじでも当たらない限り、一生やらないだろう。
金額が小さくとも、比較的楽しめるので、初心者の方にもぜひまずは、自分なりに新聞を見ながら予想し、実際に馬券を購入し、レースを見てもらいたい。
当たりハズレにかかわらず、きっと楽しめるのだろう。
そして、新聞に掲載されている情報の意味をもっと知りたいと思えるようになり、その興味の赴くところがジョッキー、血統、調教などになり、書籍を読むのか、動画をみるのか様々な方法で、深い知識となっていくのだ。
豊富な知識をもって新聞を眺めると、初めて馬券を買った時とは、これまた違う景色になっていることだろう。
人それぞれのスタイルで楽しめる競馬。
明日はオークス
ところで、現在は春のG1レース真っ只中だ。
春の天皇賞からはじまり、オークス、日本ダービー、安田記念と毎週末にビッグレースが開催される。
天皇賞を除くと、どのレースも本命馬不在で予想も難解であるが、それゆえ予想もやりごたえがある。
例えば明日のオークス。
桜花賞を取りこぼしたソウルスターリングが人気の中心になると思うが、私は武豊のリグラスジューから、モズカッチャンのワイドで勝負したい。
オークスに出走する馬たちは、皆はじめて2,400メートルを走ることになる。
毎年、桜花賞組が馬券の中心になるが、距離が伸びて(桜花賞は1,600メートル)いいのは間違いなくリグラスジュー。父はハーツクライ。中距離で活躍し、あのディープインパクトに国内で唯一土をつけた馬だ。
後方からレースを進め、有馬記念と同様にディープインパクトの子ども達を抜き去っていってくれるだろう。
来週の日本ダービーが終わると、いよいよ2歳馬達による新馬戦が始まる。
夏ももうすぐそこまできている。
競馬で季節を感じるのも、これまた乙な楽しみ方ではないか。